オーダースーツの種類

オーダースーツの種類

スーツのスタイルは、シングルorダブル・2つボタンor3つボタンなどの一目で分かる違いから、衿のデザイン(ノッチ・ピークetc)やベント・肩の仕上げの仕様などの違い、細かくは衿(えり)幅や袖幅などの違いまで様々なものが組み合わさった結果として一つの完成された【スタイル】となっている。
またスタイルとは別に、細かな縫製仕様などによってもそのスーツで表現されるこだわりやテイストなどが異なってくる。

シングル1ボタン

「ボタンの数が少ないほどエレガント」とされ主にフォーマルスーツの代表的デザインです。

シングル2ボタン

1970年代あたりからスーツの主流となり、今では定番のスタイル。
シングルブレストのスーツに前2つボタンで、1つだけを掛けるタイプ。オーソドックスな仕様。時代によってVゾーンの深さやエリ巾、ゴージ位置などが変化する。

シングル3ボタン

Vゾーンが高く・狭いタイプ。大きくは、釦の上2つを掛けるタイプと中一つを掛ける(段返り)タイプに分ける事ができる。

シングル3ボタン2つ掛け

1950年代からアイビーモデルに見られたフロントデザイン。第2次世界大戦以前の1930年代は三つボタンが主流でした。

シングル3ボタン段返り

アメリカン・トラディショナルで有名になったスタイル。1番上のボタン、反対側のボタンホールの部分が、完全に裏返っているので、Vゾーンの深さはシングル2×1に近くなります。

シングル3ボタン中掛け

1番上のボタン、反対側のボタンホールの部分が、完全に裏返っている段返りのデザインに対して中掛けは第1ボタンと第2ボタンの中間ぐらいからゆるやかにロールされているデザイン。

ダブル4つボタン

ボタン1つを掛けるタイプは、ラペル位置が下がる傾向があり、2つ掛けは華やかな印象がある。略礼服のスタイルとして良く使われた事もある。

ダブル6つボタン

通常は2つ掛けのスタイルで、クラシックな英国風の雰囲気を醸し出す。1つ掛けも可能だがデザインスーツ的になり着用シーンを選ぶスタイルとなる。

その他知識

段返り

アメトラ(アメリカン・トラッド)の特徴的仕様で、第一ボタンの下でラペルが折り返る。釦穴がラペルに出て見える。

スリーピース(三つ揃え)

ジャケット・パンツ・ベストの3つを共生地(同じ生地)で揃えたスーツ。

大見返し(おおみかえし)

大きな見返しで付属類を抜くケースが多い。前身の胴裏も付いていない事が多い。多くの生地を必要とし、カジュアルな上衣に使用される事が多い。

一枚仕立

=単衣仕立(ひとえ仕立)。裏を付けずに表地だけで仕立てる。通気性の良さが特徴で夏のジャケット等に多く用いられる。一枚続きの生地の仕立も「一枚仕立」。

比翼仕立(フライフロント)

ジャケットの前あきや、シャツの前立てに用いられる。釦などを留めても表から見えないように2重に仕立てた本比翼と、上前側の端を折り返して裏に釦穴を作る略比翼仕立がある。